人と仕事 7

会計知識を活かし成長できる仕事と
理想的なワークライフバランスを求めて

K・S2016年入社

ケネディクス・インベストメント・パートナーズ株式会社
企画管理部所属(取材当時)

入社動機、きっかけワークライフバランスを重視し、
監査法人からケネディクスへ転職

大学卒業後、会計士試験に合格し、2012年に監査法人に就職して企業の会計監査業務をしていました。その後、2016年9月にケネディクスに入社したのですが、転職の理由はワークライフバランスを重視したかったからです。3月決算の企業が多いため、監査法人は4月と5月が激務で残業が多く休日出勤も多いです。転職当時はちょうど子どもが生まれる直前で、働き方を見直さなければと思っていた時期でした。また、転職先にケネディクスを選んだのは、監査法人時代のお客様が同業企業だった関係で、ファンド業界の知識をある程度持っていたことが大きいです。自分の経験が活かせるという目線で転職先を探し、エージェントから紹介されて辿り着いたのがケネディクスでした。

採用面接の際は、面接官が強面の方で緊張しましたね。でも、話してみると気さくで優しい方と分かり、安心しました。実はこの方、当時から現在まで私の直属の上司なのですが、今ではほぼ毎日にように一緒にランチに行っています(笑)。時間の融通も利きますし、周囲に気軽に相談できる人がいるので、働く環境としても選んで良かったと思っています。

仕事内容について培った知識を活かし複数のファンドの
会計税務業務全般を取り仕切る

入社後に配属されたのは、限られた少数の機関投資家に投資を募る「私募ファンド」のアセットマネジメントを担うファンド運用本部でしたが、のちにこの部門が切り離され、ケネディクス・インベストメント・パートナーズの企画管理部となりました。私は現在もこちらに所属しています。

企画管理部は、私募ファンドに用いるSPC(特別目的会社)の設立の手続きや決算業務、不動産の売却後の会社清算など、会計税務、資金関係業務を担う部門です。各ファンドでは会計事務所の協力のもと決算や申告を行いますが、会計事務所への資料提出や会計方針の伝達といったコミュニケーション、当該決算をもとに投資家に分配する配当計算などは当部門が担います。基本的業務としては月次または四半期ごとの決算関連のルーティン業務が多いのですが、会計税務面での問題が発生した際には相談事の受け付けや、解決に向けた対応などをします。また、最近は新規案件における会計税務面での事前の論点整理や会計事務所との事前調整など、イレギュラーな業務の比重も増えてきています。

仕事の醍醐味投資家利益の最大化に貢献できる
確かな手ごたえがある

一般的な会計業務には会社の実績を記録していくイメージがあると思うのですが、ファンドに関係する会計税務の場合は少し違います。会計方針や税務上の処理方法は案件によって異なり、その選択によって投資家への配当額や配当時期など、収支に影響を与えることもあります。自分の会計の知識が「投資家利益の最大化」というアセットマネジメント事業の本来目的に貢献している―――その実感を持つことができるので、会計知識を使う仕事の中でも面白みがあると感じています。

私募ファンド運用を行う会社で、こういう会計専門部門を置いている会社はあまり多くないと思います。本来であれば事前に資料や相談内容、契約条件などを取りまとめてから外部の会計事務所に相談しなければいけないところを、会計のプロフェッショナル組織を自前で持っていれば、だいぶ手前の段階から気軽に相談して並走できる。これは、特に決断・実施スピードの速さを売りとしているケネディクスグループの強みの一つだと思います。

今後の目標「答えがない」を前提に挑戦し
新たな知識を吸収し続ける

我々のような社内の会計機能を評価してくださる方が周囲には多く、皆さんからいろいろ相談をいただける点でもこの仕事にはやりがいを感じています。一口に不動産ファンドといっても多様な組成スキームなどがあり、どこにも答えが書いてないようなことに対応しなければならないことも多々あります。例えば、最近ではインボイス制度がそうでした。私募ファンドでは国税庁が公表しているマニュアル等に直接あてはめて処理できないことが多くあり、このようなケースでは会計事務所とも相談しながら過去の経験則に照らし合わせて「こうしておけば問題は発生しないのではないか?」という一定の結論を出すことも必要です。大げさに言えば、未知のテーマが付随する案件に対応してこそケネディクスの会計部門であり、今後も未経験のことに挑戦しながら新たな知識を吸収していきたいです。

Career Stepこれまでのキャリアステップ

2016
会計士として監査法人で企業会計監査業務に従事大学卒業後に会計士の資格を取得し、顧客企業の会計監査業務などを実施する監査法人に勤務していました。仕事の量は顧客企業の決算時期に左右され、夏休み期間は多めに取れる一方で、春先が本当に忙しくなるなど季節ごとで働き方に大きく波がありました。
2016
ケネディクス入社、私募ファンドの運用管理部門に配属ケネディクスへ転職し、会計知識を活かしファンドの会計税務などの業務を担う一方、独自の私募ファンド管理システムの開発にも携わりました。タイミングがあえば物件の下見に行くこともあるのですが、最初は住宅展示場だった場所が、数年後に再訪した際には更地を経て高層ビルがドーンと建っているのを目の当たりにした時は、感慨深いものがありました。
2019年~
マネジャーとして案件サポートにも注力所属部門では、メインで資料を作る担当者と、それをチェックする上席者がいるというのが通常のスタイル。私が担うのは6~7割がチェックの役割です。後輩の案件で何か問題が起きた際には助言・サポートなどをする一方、自分の案件についても上司に協力を仰ぎながら、同時並行で約30件のプロジェクトに関与しています。

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