人と仕事 5

忙しいは楽しい
カムバック入社の理由

M・N2022年再入社

ケネディクス不動産投資顧問株式会社
上場リート本部 戦略企画責任者兼戦略企画部部長(取材当時)

入社と転職ここで得た8年の知見を
広い世界で試すために

私は、“二度”ケネディクスに入社しています。一度目は2005年4月、メガバンクでの3年間の金融業務を経て、Jリートの立ち上げメンバーとして入社しました。同年7月に上場を果たしたJリートの資産運用会社の財務企画部に所属し、小学校・高校とアメリカで育ったバックグラウンドを活かして、海外出張して現地の投資家と直接やり取りをするなど、さまざまなことに挑戦してきました。

2013年まで約8年在籍していましたが、その間に出産を経験。子どもとの時間を大切にしたかったので、子育てを優先しながらなんとか仕事を両立させてきました。当時、子育て中の女性従業員は私一人、しかも出産した従業員の第一号でした。そのため、会社側も融通を利かせてくださったのでしょう、早退はもちろん、当時は上層部しかできなかった在宅勤務や、産前・産後休業、育児休業も柔軟に取得させてくださいました。ただ、子どもが大きくなり、時間と気持ちに少し余裕ができた時期に、今までやってきたことがどれくらい通用するのか、外で試してみたくなったのです。子育てと仕事の両立をサポートしてくださった会社には本当に感謝していましたが、ケネディクスを去ることを決意しました。

再入社までの経緯「好き」なだけではない
カムバックの理由

得意な英語と約8年携わった不動産ファンド業務の経験を活かし、上場して間もない外資系運用会社で財務企画部門のマネジャーとして再出発しました。約4年半勤めましたが、Jリートだけではなくさらに仕事の幅を広げたくて、次に国内大手デベロッパー系の資産運用会社へ転職。実は、この時にケネディクス勤務時代の上司に相談をし、そのアドバイスもふまえた上での決断でした。

そもそも退職時に大泣きするほどケネディクスが大好きだった私は、転職してもチャンスがあれば戻りたいとずっと思ってきました。そのためにも会社から「戻ってきてほしい」と思ってもらえる人材になろうと一生懸命頑張るつもりでしたが、新たな転職先では大手企業らしい労務管理と分業体制があり、自分の理想の働き方とのミスマッチを感じていました。思い悩んでいた私に、2022年1月に思いがけず理想的な転職のチャンスがやってきます。それは、ケネディクス傘下のファンド運用会社における戦略企画部のポジションのオファーでした。こうして、近しい元上司が経営層となった会社、そして「望めば頑張らせてくれる」会社に、私は“二度目”の入社を果たすことになったのです。

現在の仕事とビジネス観一番忙しい時こそ
一番仕事が楽しい時

現在、私はケネディクスがJリート市場に上場するファンドの戦略企画責任者として、投資家向けのIR活動や、不動産ファンドの事業戦略立案業務を行っています。IR活動とは、決算短信、決算説明資料、資産運用報告や、有価証券報告書などの決算関連の開示資料の取りまとめ、市場関係者や海外を含めた幅広い投資家との直接・間接的なコミュニケーションなどです。そしてもう一つが、不動産ファンドの戦略立案業務。これは経営トップ層の傍らで対話をしながらファンドの成長戦略や、資産取得のための資金調達計画などを練り上げていく業務になります。難易度が高く、質・量ともに高い水準が求められ、さらにスピードも伴う業務ですが、私にとっては誰かと助け合いながらタスクをクリアしていく忙しい時こそ、仕事が楽しいと思える瞬間。昔からそうですが、ケネディクスでは望めばいくらでも仕事を担わせてもらえます。皆で頑張ってやりきった後の充実感も含めて、私はこの会社で働くことがやはり好きなのだと実感する瞬間です。

人生の中で、会社で過ごす時間は家族と暮らす時間よりも長いかもしれません。そんな長い時間を過ごすのであれば、楽しく仕事ができた方がいいですよね。もちろん、仕事は楽しいことだけではありません。自分が頑張ることで誰かが助かるなら、報われたと思うタイプなので、人がやりたがらないことも進んでやるように心掛けています。ただ、困っている人を助けることで、将来自分が困っている時には誰かが助けてくれる――結局、全部自分に返ってくることなのだと思っています。

今後の目標女性管理職として
社会人としても手本でありたい

ケネディクスは不動産アセットマネジメント業界で確固たるポジションを確立していながら、大企業にはない経営トップと従業員との距離の近さがあり、この「直接言葉を届けられる強み」は今後さらに発揮していくべきだと考えています。実際に、私が経営トップにサステナビリティ経営の強化や従業員満足度の向上を訴えたことで、もともと社内で検討していた時期と重なったこともあり、従業員の満足度調査が実施されましたし、社内制度の「提言プロジェクト」でボランティア休暇の創設を提案し、導入が決定されました。

今、個人的な目標として掲げているのは、ケネディクスを一人でも多くの従業員が楽しく働ける会社にすることです。グループの女性管理職比率向上が会社の目標の一つとなる中、女性従業員の昇進は多くなっている一方で悩みを聞く機会も増えています。私も女性として長年キャリアを積んできた今、「不安にならなくて大丈夫だよ」と自信を持って伝えられますし、彼女達の不安を払拭できる女性管理職としてのロールモデルでありたいと思っています。また、子育ても仕事も100%全力を傾けて生きてきたので、近い将来就職することになる息子に誇れる、社会人としてのロールモデルでもありたいです。

まだ会社が小さく、皆手探りで問題解決をしていた頃に比べて、今では会社も大きくなりました。働く人々も多種多様、全員にとって楽しい会社を作るのは難しいかもしれませんが、理想をとことん追い求めていきます。

Career Stepこれまでのキャリアステップ

2005年~
メガバンクを経てケネディクス入社小学校・高校とリート(不動産投資信託)が生まれたアメリカで育ち、日本へ帰国しました。大学卒業後はメガバンクに入行し住宅ローンや投資信託の営業経験を経て、2005年4月にJリートの立ち上げメンバーとしてケネディクスに入社しました。これ以降、複数の会社を渡り歩いていますが、いずれもJリートを含む不動産ファンド関連企業であり、長くこの業界に身を置いています。
2013年~
転職の決意と新たな挑戦約8年間のケネディクスでの経験がどれくらい通用するかを試すために、転職先として最初に選んだのは外資系ファンド運用会社でした。その後に入った大手不動産デベロッパー系の資産運用会社でも「海外の投資家」を相手にしてきた経験は、現在も活きていると考えています。
2022年~
カムバック採用でケネディクスへカムバック後は戦略企画の責任者として本来の業務に取り組む一方、皆と一緒に楽しく仕事をする環境を作りたいという思いから、さまざまな情報発信をしています。最近では会社の「提言プロジェクト」という提案制度を活用し、ボランティア休暇の創設を提案。採用されて制度としての導入が決定されました。

エントリー・問い合わせ

  • 新卒採用

    募集要項や選考情報等の詳細については、マイナビよりエントリーのうえご確認ください。

  • キャリア採用

    具体的な募集情報については、各エージェント宛お問い合わせください。