私は新卒での就職活動中からベンチャー志望が強く、1社目と2社目がデジタルマーケティング会社、その後に暗号資産の事業会社立ち上げを経験しています。そのため、以前の職場で関わっていた暗号資産のコア技術であるブロックチェーンが将来どうなるか、元々個人的に興味を持っていました。そうした中、不動産STが有価証券として法に守られた中で発行でき、新たな資金調達手段となること、不動産アセットマネジメント業界大手のケネディクスがこの新たなビジネスを牽引していることを転職エージェントから聞いて、飛びつくように応募しました。また、当時ケネディクスは不動産ST事業を証券会社と協働しながら業界に先駆けてスタートさせていましたので、私が転職を決意した時期はすでに事業は拡大基調、これから顧客のインターフェイスとなるアプリケーションを新規開発するというフェーズになっていました。この領域でも私が培ってきたデジタルマーケティングやアプリケーション開発の知見、暗号資産ビジネス立ち上げの経験をフルに活かすことができると考え、手作りのプレゼン資料を携えて面接に臨むほど「運命的な出会い」を感じていましたし、その熱量も伝わって採用されたと思います。

仕事内容と文化スピード感のある職場で
過去の経験が活きる仕事を

不動産ST事業の認知度向上に向けたデジタルマーケティング戦略の立案・施策の検討、新規メンバーの採用および部内メンバーのマネジメント業務の他、メイン業務として不動産STにおけるアプリ開発プロジェクトに関わる業務を行っています。具体的にはプロジェクト・マネジャーとして、開発のための要件整理や、外部の開発企業との折衝、業務フローの構築・整備、そしてテストやデータ分析など開発にまつわるさまざまな業務に携わっています。我々は、不動産AM（アセットマネジャー）として、取り扱う不動産STの情報開示を行う必要があります。この情報をアプリやウェブサイト上に掲載し、投資家の声（VOC：Voice Of Customer）を収集・分析し商品開発へフィードバックする。この一連の流れをシステム化するにあたり、社内外で分業してシステム構築しています。プロジェクトの立ち上げが入社タイミングと重なり、最初の構想段階からプロジェクトに参画できたことはとても価値ある体験でした。

過去に培ってきた経験が活かせるポジションですし、周囲と波長が合う感覚もあり、職場は働きやすいです。また、先輩社員の方々も優しく指導してくださいますし、立場関係なく正しいことは正しいと言い合える企業文化があると感じます。そして何よりも意思決定が速く、何事にもスピード感を持って対応できる環境があります。

今後の目標個と組織、双方の力を高め
確固たるブランドを築く

これまでのキャリアの中で暗号資産とデジタルマーケティングの知見は培ってきましたが、不動産業界に関してはまだまだというのが現状です。そのため、不動産と金融に関する知識・経験を積み、不動産ST×デジタルマーケティングの領域で高い専門性を身に付けた人材になることが直近の目標です。

また、組織を取りまとめる立場として今必要だと感じているのは、プロジェクトメンバーとの共通言語を探り、上手くコミュニケーションを図るスキルです。ケネディクスの社員には、中途採用者が多くいます。同じ業界を渡り歩いているとはいえ、バックグラウンドや仕事の進め方や考え方、経験もそれぞれ違うメンバーと一緒に、いかにチームとしてのパフォーマンスを上げていくか。これは働く上で大切なことですが、実現するために重要な相手へのリスペクトや相互理解がまだ上手くできていない状況です。そうした課題を解決していきながら、個人として、また組織としてさらにレベルアップをし、新たな挑戦を続けていきたいです。それが「不動産STといえば、ケネディクス」という確たる会社のブランド構築につながっていくと信じています。